想ってブログ

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ドゥムテキ・公演トルコ建国100周年前年祭

DÜM TEK
ドゥム テキ
2022年11月1日
渋谷区大和田文化センターさくらホール

 こちらの公演素晴らしかったです。オンラインアーカイブで観せていただきました。第1部も演奏とダンスすごくよくて、楽しませていただきました。第2部の方から簡単に感想を書いておきます。

⚫トルコの踊りは全部すごく好きでした。トルコだけは現地の方のようでした。木のスプーンのダンスも楽しかったし最後の魚の踊りは家で踊っちゃいました。けど、足が全然ついていけなくなってて、またもう少し体力つけたいなと思います。
 踊って一番楽しいのはこういうダンスなんですが、やってみると手足の左右がわからなくなって体の向きが大混乱しがち。トルコは曲も好きなんですがかなり体の向きも変わるんで、私はそれで挫折したことがあります(木のスプーン持ってます)。司会のクリステル・チアリさん(英語で知アリの方ですよね?)も民族衣装を着てスプーンのダンスを踊ってて素敵でした。

コーカサス舞踊は女性が男性の踊りをアレンジしたのを踊っててかっこ可愛かったです。配信だとプログラムがよくわからなくてすみません。男性的な動きみたいなのもあってすごいなと思いました。


ジョージアアジャル地方アチャルリ
 これもよく動く系で、全然知らない部類のダンスなのですが楽しかったです。曲の途中で皆止まって拍手してる時があるから、真ん中で誰か1人が技を観せたりする踊りなのかな? と想像。チャチャンチャのリズムが独特で音楽も好きでした。


タゲシュタン パールナヤレズギンカ
 男女のカップルダンス。素敵。素敵。女性がもう、全身美しかったです。男性を見上げて、今度は目を伏せる様子とか本当衣装の動き含めて全身美しくて。あとスカート長くて見えにくいけど女性も結構激しく踊っていて、激しい情熱みたいなのが表現されているように感じられました。
 最後の方のジギット氏のストレートラインステップ(じゃないけど)も見事でしたね。
 ジギット氏の剣の踊り、若々しくて素晴らしかったです。上半身に力があるのがかっこいいなあと(ブレないですね)。足腰を大事に、長く活躍して頂きたいです。

 2015年くらいにグルジア史創作アンソロジーを読んで「グルジア(ジョージア)の踊りやりたい」と急に思い立ち、日本の民族舞踊界事情に詳しい方にいろいろ聞いてみたんですが、当時はまだ日本にほとんど入ってきてないから自分でジョージア人ダンス講師を招致しろと言われて一瞬で諦めたことがありまして(どっちにしろ私は子供が産まれたばかりで無理だったけれど、これがジョージア語覚えて現地まで行ったお方との差)、それがまさか日本で観られるようになるとは、いろんな方に感謝です。
 アルメニアはダンス講師のトムがよく日本に来てくれてたのでだいぶ昔から踊りが入っていたんですが(アゼルバイジャンもトムにより一部輸入済)YouTubeの無い時代はグルジアだけ謎だったのです。

⚫プログラムが無くて詳しくわからないんですが、多分ウイグルダンス。
 アトシュ、トイラル・ムバラク素敵でした。華やかで軽やかで、繊細な美を丁寧に紡いでる感じで、見る人を幻惑させるものがあるように思いました。美しかったです。ポーズがどこも見どころで、目が離せなかったです。2曲目の左右に両腕を揺らしながらジグザグに前に出るところとか何か観ていて夢のようでした。

アシュクマシュク
 腹踊りみたいなので、すごくよかったです。どこだろう、トルコ?
 感動しました。男性役(ダンサーは女性?)の重心を下に置いた重いステップも見事だったし女性役の軽やかで可愛い女の子っぽいステップも、イメージは万国共通なのかな? 若々しくて可愛いなあと思いました。本物の手は頭の上で隠していて、ぶら下がった偽物の手があるんだけどそういうのの動きも面白いの。

 あと、このステージでいろんな回転(自転)を見て勉強になりました。動体視力が弱いので近くで何度も見ないとどう動いてるのかよくわからなかったんです。フリーハンドで回るの結構大変そうですね。バズターンみたいなの2回で一周はきつそうだし、息も切らさず優雅に踊ってるように見えても絶対すごい運動量で、またいつか私も踊れるようになるのかなーとぼんやり考えました。踊れたらいいな。

 渋谷までステージを観に行けなかったので初めてオンラインチケットを購入してみましたが、こういう視聴の仕方もあるのがわかってよかったです。特に第1部の生演奏などは生で聴きたかったしその場に行くのに勝ることはないかもしれませんが、大きく見える、近くで観てるみたいにちゃんと見えるというのはとてもよかったです。ステージやストリートで踊られる民族舞踊も好きなのでまた機会があればいろいろ観にいきたいと思います。